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『後宮の烏』ってどんな内容のアニメなの?面白い?つまらない?感想・評価まとめ

2022年秋アニメとして始まった中華幻想譚『後宮の烏』ですが、どのような内容?どこが面白い?どこがつまらない?多くの感想をまとめたので、紹介させて頂きます。

©白川紺子/集英社,「後宮の烏」製作委員会

『後宮の烏』(こうきゅうのからす)は、2018年4月から白川紺子先生により、執筆されたライト文芸です。

そもそもライト文芸とは、ライトノベルと文芸作品の間のような物であり、ライトノベルとは異なり、女性層をターゲットとしたものが多いです。

とはいえ、女性ばかりに親しまれている訳でもなく、男女両方の支持を得ている作品は多く

代表作で言う、「君の膵臓をたべたい」「ビブリア古書堂の事件手帖」「謎解きはディナーのあとで」などが挙げられます。

『後宮の烏』の場合、どちらかと言うと女性に人気のある作品にはなりますが、ストーリー自体は男性の方でも楽しめる内容になっています。

では一体どのような内容なのでしょうか?

最初に簡単にあらすじを紹介させて頂きます。

『後宮の烏』あらすじ

後宮の奥深く、夜明宮に烏妃(うひ)と呼ばれる妃が住んでいる。

その妃は、人と関わることもなく、妃でありながら夜伽をすることのない特別な妃だった。

謎が多い彼女の名は、柳 寿雪(りゅう じゅせつ)

後宮で生きながら、決して帝のおあたりのない柳 寿雪は、不思議な術を使い、呪殺・祈祷・失せもの探しなど頼めばなんでも受けてくれるが、人を呪わば穴二つ、頼み事には代償が必要であった。

烏妃の姿を知る者は少なく、その姿は不老不死や老婆、少女など数多の噂をされており、会えば災いがあるとも言われていた。

失せもの探しをしていた帝 夏 高俊(か こうしゅん)は、烏妃の元に行き、彼女に依頼をするがきっぱりと断られてしまう。

孤独に生きて来た二人の巡り合わせは、歴史をも覆す「秘密」を暴くことになる……。

 

人を呪わば穴二つや呪殺に代償があると聞くと、いっぺん、死んでみる?でお馴染みの「地獄少女」を思い浮かべるかも知れませんが、内容自体は全く違います

時代背景として『後宮の烏』は、中国の歴史を元にした中華幻想譚であるため、後宮や烏妃など難しい用語がたくさん出てきますが、あらすじにもあった後宮と烏妃について簡単に説明します。

後宮とは?

後宮の意味は、日本や中国、時代の変化によって意味合いが異なってしまいますが、ここでは

皇帝の妃たちが住む宮中の奥御殿と覚えておけば大丈夫です。

烏妃とは?

女神である烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)に仕えていた巫女の末裔。

不思議な術に傾倒した皇帝達がその力を独占するため、後宮に囲い、特別に妃の位を与えられた存在。

 

この他にも、楽土や幽鬼など様々な用語が出てきますが、アニメ『後宮の烏』公式サイト簡単な用語説明が載っているため、もっとより多く知りたい方や意味を忘れてしまった方におすすめです。

原作では、シリーズ累計発行部数は120万部を突破するほどの人気作であり、間違いなく集英社オレンジ文庫のベストセラーの一つである『後宮の烏』ですが、アニメでは、どのような評価をされているのでしょうか?

『後宮の烏』は面白い?つまらない?

『後宮の烏』はどのようなところが面白いと思われているのか?

どのようなところがつまらないと思われているのか?

みなさんの感想を参考に両者の感想を比較してまとめていきたいと思います。

『後宮の烏』感想

『後宮の烏』感想まとめ

面白いと感じている人に多く見られた感想

  • OP、ED、BGMなどの音楽や音響が良い
  • 中華ファンタジーの世界観が好き
  • 後宮モノの空気感やミステリー&オカルト要素
  • 作画が綺麗

つまらないと感じている人に多く見られた感想

  • セリフ回しが忙しい
  • 作画や音量に違和感を感じる点がある
  • 設定がよくわからない
  • 原作を知らない人にはわかりづらい

多かった内容をそれぞれにまとめてみました。

大雑把にまとめてみましたが、イマイチピンと来ないと思うので、面白いと感じている人の感想から順番に補足を付け加えていきたいと思います。

『後宮の烏』面白い理由

1.OP、ED、BGMなどの音楽や音響

『後宮の烏』OP曲は、女王蜂の「MYSTERIOUS」ED曲は、krageの「夏の雪」です。

「MYSTERIOUS」は『後宮の烏』の美しい世界観をカッコよく歌っている曲で、ED曲は『後宮の烏』の美しい世界観の中にあるせつなさを歌っている曲で、どちらもアニメを視聴した人から人気の曲です。

そして、このアニメの音楽を担当しているのは、橘 麻美さんです。

橘 麻美さんは、「ハイキュー!!」のBGMで有名な林ゆうきさんと共同制作で手掛ける事が多いのですが、今回は橘 麻美さんのみとなっています。

2.中華ファンタジーの世界観

『後宮の烏』のジャンルは中華ファンタジーとなっています。

中華ファンタジーとは、その名の通り中国に類似した世界にファンタジー要素を加えた物語となっています。

中華ファンタジーの代表作である「十二国記」や「彩雲国物語」が好きな人からは特に好評を得られていました。

一見ただの中華物語に見えますが、霊や神が当たり前のように存在する世界であり、その中にある美しさ、華やかさ、切なさ、おぞましさなど、様々な感情にさせてくれる世界観が人気を集めています。

3.後宮モノの空気感やミステリー&オカルト要素

中華ファンタジーは後宮ものが定番であり、ライト文芸にミステリーやオカルト要素を取り入れるのは割とありきたりですが、『後宮の烏』では、そのミステリアスな雰囲気と空気感がマッチしているため、違和感なく見れると思います。

ただし、中華モノの物語では若干刺激的な描写もあるため血が苦手な人にはおすすめはしないです。

4.作画

なんといってもアニメでは外すことが出来ないくらい作画は重要になります。

『後宮の烏』の原作を知っている人からすると、小説のイラストを描いている香魚子先生の絵が好きな人も多いですから、アニメでも同じような作画を描き切れるのかと不安に感じる人もいると思います。

ですが、観て頂けるとわかるように、作画に関しては、世界観と合った作画や原作にかなり近いキャラクターが好評を得ています。

『後宮の烏』つまらない理由

1.セリフ回し

あらすじでも紹介した通り、この物語は中華の歴史を元にした中華幻想譚であるため、難しい用語が次々と登場します。

アニメでは目的の所までを1クールでまとめるように構成されているため、どうしても小説のどこかを省かないと行けません。

そのため、1話の中にかなりの情報を詰め込むため、ただでさえ難しい用語が多いのに、ペースもガンガン進んでしまうことから、「思考が追い付かない」、「感情移入する時間がない」、「セリフの間が短い」、と感じてしまう人もいるみたいです。

自分のペースで見たい人には、小説を一回見た後にアニメとして見ることで、見解が深まった状態で、頭で創り上げていた光景を奇麗な作画で観ることが出来るためオススメです。

後宮の烏 (集英社オレンジ文庫)

2.一部の作画や音量

「『後宮の烏』面白い理由」の中で、BGMと作画が面白いと感じる要素の一部として紹介させて頂きましたが、どうやら作画や音量にも問題があると感じている人もいました。

世界観に合った美しいBGMであることは確かなんですが、音量差が極端に変わることがあり、BGMの音量が大きすぎてセリフが聞き取れない場面。

作画では、PVや1話の作画の惹きつける描写に好評であるが故に、話数を踏むごとに作画が崩れている所が目立ってしまい気になってしまう人も見られました。

3.設定

『後宮の烏』について設定がイマイチわからないと感じている人もいました。

例を挙げると、「後宮に男が来る意味がわからない」、「時代背景を端折っている」、「王宮の設定がわからない」などの感想がありました。

恐らくですがこれは、日本や中国によって意味合いが代わってくることが原因だと考えられます。

例えば、皇帝の妃たちが住む男性禁制の「後宮」ですが、日本では家族や親しい人間などは男性でも出入り出来ているのに対して、この物語の元となっている中国では、男子禁制となっています。

日本と中国で意味合いが代わるのに、対して『後宮の烏』では、後宮の意味や妃の意味などが、ごちゃまぜになってしまうことが、設定を分からなくしてしまう原因だと考えられます。

なので、用語の意味としては、日本と中国の意味合いを掛け合わせているため、『後宮の烏』の中での意味として見ると理解できると思います。

4.わかりづらい内容

「『後宮の烏』つまらない理由1.セリフ回し」でもありましたが、すらすらと進んで行く中で、次々と新しい用語が登場し、さらっと説明はされるんですが、覚えられないと感じている人も多く見られました。

中華風の作品を見慣れている人や、歴史に関してそこそこ知識がある人からすると、大丈夫なんですが、新しい新規の人が特にわかりづらいと感じていました。

話数を重ねる後に、覚えにくい人の名前や王宮の役職などが増えていくので、覚えるのが苦手な人には、字幕表示を付けると、名前などを表示してくれるので多少は見やすくなると思います

まとめ

今回は、2022年秋アニメとして新しく始まった『後宮の烏』について、どのような内容であり、どこが面白く、どこが面白くないかについて紹介しました。

結果として面白いと感じさせる要素は、

OP、ED、BGMなどの音楽や音響が良い
・中華ファンタジーの世界観が好き
・後宮モノの空気感やミステリー&オカルト要素
・作画が綺麗

つまらないと感じさせる要素については、

セリフ回しが忙しい
作画や音量に違和感を感じる点がある
設定がよくわからない
原作を知らない人にはわかりづらい

がそれぞれ多かった感想になります。

世界観にマッチした美しい作画から注目されているアニメ『後宮の烏』ですが、小説での人気も凄まじくアニメよりも詳しく書かれているため、オススメです。

後宮の烏 (集英社オレンジ文庫)
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