アイキャッチ画像

成田良悟先生が描く逆転生『デッドマウント・デスプレイ』の魅力をネタバレなしに徹底解説

「バッカーノ!」や「デュラララ!!」で知られる成田作品の新作アニメ!新宿を舞台に多彩な視点から描かれる群像劇の魅力を極力ネタバレを控えた上で紹介します。

©成田良悟・藤本新太/SQUARE ENIX・「デッドマウント・デスプレイ」製作委員会

2023年4月から春アニメとして『デッドマウント・デスプレイ』が放送開始されました。

 
メイト先生
この物語は、現代世界の新宿に転生したネクロマンサー屍神殿(かばねしんでん)を中心に描かれる群像劇です。

物語の始まりは、死霊使い(ネクロマンサー)の主人公が現代世界に転生することから始まるため、なろう系で定番の異世界最強モノ?感じてしまいますが、内容は全く異なっています。

このアニメは、2023年4月からと10月からの2クールに渡り放送され、成田良悟先生が書いた作品といううこともあり、気になっている方も多いと思います。

今回は、『デッドマウント・デスプレイ』のどういった要素が魅力的なのか?について極力ネタバレを控えた上で紹介して行きます。

結果だけ知りたい方も多いと思いますので、結論から先に紹介させていただきます。

『デッドマウント・デスプレイ』の魅力は以下の5つです。

  1. 屍神殿(かばねしんでん)について
  2. 物語の今後
  3. 敵キャラクターが魅力的
  4. 謎要素
  5. シリアスに見えてギャグもある

具体的な理由に関しては、下記で紹介しています。

さっそく魅力を紹介して行きたいところですが、紹介する前に『デッドマウント・デスプレイ』について簡単に知ってもらうため、前提知識とあらすじについて紹介します。

『デッドマウント・デスプレイ』とは?

『デッドマウント・デスプレイ』は、「バッカーノ!」や「デュラララ!!」を書いている小説家、成田良悟先生により書かれたノワールファンタジーです。

スクウェア・エニックスが発行する青年漫画雑誌「ヤングガンガン」により2017年21号として連載が始まり、現在では既刊11巻まで連載されています。(2023年5月時点)

2022年11月にアニメ化発表され、2クールに渡り放送されることが決まりました。

アニメーション制作を担当する制作会社は、「GEEKTOYS」になっています。

「GEEKTOYS」が単独で制作したアニメは、「プランダラ」や「デート・ア・ライブIV」などがあり、作画に関してはあまり評判はよろしくありません。

以前制作した「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」では、進むに連れ雲行きが怪しくなり、批判の声を浴びていました。

詳しくは下記の記事で解説しています。

作画崩壊&打ち切り?『人間不信の冒険者たちが世界を救うようです』どんな内容のアニメ?面白い?つまらない?感想・評価

ですが、今回の作画に関しては、かなり評価が上がっているため、途中で作画が崩れることがなければ、問題はないでしょう。

それでは、もう少し詳しく知るために『デッドマウント・デスプレイ』はどういった内容のアニメなのか?についてあらすじを紹介させて頂きます。

『デッドマウント・デスプレイ』あらすじ

希代の死霊使い(ネクロマンサー)屍神殿(かばねしんでん)

対するは、幾多の死地を潜り抜けた歴戦のつわもの、災厄潰し、英雄シャグルア

生まれつき霊の姿が見える亜眼持ちの両者の戦いは、シャグルアの剣が屍神殿をとらえ、この世界から屍神殿の魂は完全に消えた。

だが、倒したと思われた屍神殿は、最後の瞬間に魔術が発動し、現代世界の新宿で殺し屋にのどを掻っ切られて死んだ四乃山 ポルカ(しのやま ポルカ)として目覚める。

首の傷を見た警察に捕まっている中現れたのは、セーラ服を着た三つ編み少女、崎宮 ミサキ(さきみや ミサキ)。

そんな警察から引き剝がした彼女の正体は、先程ポルカを殺した殺し屋だった。

精霊の気配がほとんど感じられず、大気中の魔素も薄い、おまけに魔力がほとんどない肉体のため逃げる事しか出来ないポルカはついに追い詰められる。

しかし、追い詰められた廃墟ビルは死の気配に満ち溢れたいたため、本来の力を取り戻し、彼女を殺害していた……。

内容を知らない方があらすじだけを読むと、異世界から転移してきたネクロマンサーが現代世界で殺戮ショーを繰り広げそうな展開になってはいますが、実際はそうではありません。

前提知識とあらすじだけでは、まだまだ伝わりにくいと思いますが、魅力を順に読んでいくうちに、物語がわかるように構成していますので、早速『デッドマウント・デスプレイ』の魅力を紹介して行きます。

『デッドマウント・デスプレイ』の魅力

ここからは『デッドマウント・デスプレイ』の魅力について解説して行きますが、まずはじめに、この物語を深く知ってもらうため、ここからは若干のネタバレが含まれています。

※大きなネタバレは含まず、ある程度オブラートに包んでいますが、それでもネタバレを好まない方は、ブラウザーバックを推奨します。

魅力①:屍神殿(かばねしんでん)について

まず初めに、主人公屍神殿(かばねしんでん)がどういったキャラクターなのかを知ることが大切です。

英雄VSネクロマンサーから始まるこの物語では、ネクロマンサーの主人公がダークサイドに感じられ、見た目も悪そのものです。

出典:デッドマウント・デスプレイ

しかし、そんな彼が抱いていた夢は、静かに平穏に暮らすことでした。

生まれつき霊の姿が見える亜眼持ちの屍神殿は、親に売られ、長い間ネクロマンサーとして戦場を渡り歩くうちに、自らもアンデッドと化していました。

アンデッドになりながらも平穏を望む彼は、貧しい子供達に食料を与え、小さな平穏を手に入れることが出来ました。

ですが、そんな日々も長くは続かず、子供達の霊魂を従属させようとしていると考えた人々は子供達を殺してしまいます。

怒りで復讐を果たし終えた末、平穏までの道のりが長いことを悟った屍神殿は転生の秘術を使うことを考えますが、その体は既に自死できない程になっていたため、殺せる者が現れるのを待ち続けました。

そして転生した今に至るわけですが、悲しい過去の影響で悪に染まったのがわかると思います。

とはいえ、彼の価値観は人とズレており、人の命は玩具や人形と同じと考えています。

ここだけ聞くと、ヤバいやつの香りがしますが、この言葉には裏の意味があります。

出典:デッドマウント・デスプレイ

「僕は玩具は好きだ…子供を笑わせる事が出来るからね、大事にするに決まってるじゃないか」

命を奪うことに躊躇しない性格ですが、アンデッド時代の頃もあり、彼は子供に対しては特別な感情を抱いています。

このキャラクターをどのように感じるか人それぞれですが、彼の事を理解出来そうで出来ないような絶妙な塩梅のキャラクターとなっており、物語に良いパンチを効かせています。

魅力②:物語の今後

主人公が静かに平穏に暮らすことを望んでいる事は分かりましたが、彼は殺し屋の崎宮 ミサキに命を狙われた挙句、反撃し殺害してしまいます。

一見、新宿に転生したのなら静かな平穏な暮らしも容易いことだと感じてしまいますが、そう簡単には行きません。

 
メイト先生
この物語の新宿はヤバいやつがたくさんいると考えてもらって大丈夫です。

その後の展開は、平穏に必要なものがお金であることを教えてもらった屍神殿は、殺し屋の崎宮 ミサキと二人の様子をドローンで観察していた情報屋の繰屋 匠(くるや たくみ)と協力することになります。

大雑把に一言でまとめたので、繰屋 匠が何者であり、崎宮 ミサキがなぜ生きているかについては省略します。

これが仲間サイドの主なメンツとなっていますが、それに敵対する派閥となっているのが大きく分けて二つあり、警察サイドと厄ネタになります。

警察は、新宿署生活安全課第三資料編纂係(通称:三纂)の陣営で、表沙汰にしがたい、公表しても信じてもらえない奇怪な事件を取り扱っており、奇怪な事件を厄ネタというひとくくりにまとめています。

厄ネタは、弾丸を浴びながら首をへし折る「レミングス」や、謎の多い「死神」、一瞬で建物を燃やす「火吹き蟲」などが存在します。

人並み外れた存在に見える厄ネタですが、三纂が、今まで捕まえて来た厄ネタは全て説明がついているのが特徴です。

一気に登場キャラが増え複雑になってしまいましたが、仲間陣営・警察陣営・厄ネタの3つの視点から観ることが出来るのが魅力の一つです。

魅力③:敵キャラクターが魅力的

『デッドマウント・デスプレイ』は、主人公の視点だけではなく、複数登場人物の視点が描かれる群像劇です。

群像劇は、多くのキャラクターが登場するのが特徴的であり、この物語でも、上記で紹介した仲間陣営・警察陣営・厄ネタを含めて数多くのキャラクターが登場します。

「バッカーノ!」や「デュラララ!!」も群像劇であり、成田良悟先生が描く群像劇が好きな方も多いでしょう。

そしてこの物語では、敵陣営であるキャラクターにも魅力を感じてしまいます。

もちろん味方サイドである主人公やヒロインの崎宮 ミサキの人気は高いですが、警察陣営や厄ネタのキャラクターを知っていく内に、やっていることは悪だけど魅力を感じてしまう方もいると思います。

敵キャラクターも魅力を感じるこの作品は、群像劇の長所でもあり、成田良悟先生が描く作風の良さも引き出しています。

魅力④:謎要素

今まで触れていませんでしたが、これまでの話の中で疑問を覚える部分がいくつかあったと思います。

例えば

・なぜ異世界にいる四乃山 ポルカの体に転生したのか?

・四乃山 ポルカが殺し屋に狙われていた理由は?

最初の段階ではここに疑問を覚えた方が多いと思います。

疑問に関しては、物語に深く関わってしまうネタバレとなってしまうため、ここでは紹介しませんが、答えがあるという事だけはいっておきます。

異世界転生モノの作品によくある転生の仕方でもないので、異世界転生が苦手な方もご安心ください。

そしてこの二つの謎だけではなく、厄ネタに関わる謎や伏線なども隠されていたり、最初からある謎や、謎が謎を呼ぶ展開もあるので、考察が好きな方にもオススメ出来ます。

魅力⑤:シリアスに見えてギャグもある

ここまでの内容をふまえると『デッドマウント・デスプレイ』は、シリアスな雰囲気に包まれているように感じます。

この物語がシリアスな内容であることは変わりないですが、ギャグ要素があるのも事実です。

シリアスほど多くは存在しませんが、シリアスな展開で終わるとみせかけて唐突なギャグのような温度差の激しい展開も含めて、ギャップのあるギャグが多いです。

シリアスな展開が好きでギャグ要素を望まない方には、あまりオススメ出来ませんが、ずっとシリアスな展開が続いていくのではなく、ちょっとした合間にギャグを入れる事で飽きることなく観る事が出来ます。

まとめ

今回は、2023年4月から新しく放送されたアニメ『デッドマウント・デスプレイ』について、どのような内容の物語なのか?について魅力を紹介させて頂きました。

まとめると、『デッドマウント・デスプレイ』の魅力は以下の5つです。

1.屍神殿(かばねしんでん)について

2.物語の今後

3.敵キャラクターが魅力的

4.謎要素

5.シリアスに見えてギャグもある

これ以外に関しても、

・人気声優が演じている

・Souが歌うOPテーマ「ネロ」がカッコいい

など魅力は多く存在しますが、今回はストーリーを題材として魅力を紹介させて頂きました。

この記事を読んだことで、『デッドマウント・デスプレイ』に興味を持っている方がいてくれると幸いです。


デッドマウント・デスプレイ 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
アイキャッチ画像
最新情報をチェックしよう!