©2023 逆井卓馬/KADOKAWA・アニプレックス・BS11
 
『豚のレバーは加熱しろ』は、豚のレバーを食べて意識を失った大学生が異世界の豚として転生し、そこで出会った少女ジェスにお世話されながら冒険するお話です。

恐らくですが、この作品に触れたことがない方からすると、「豚に転生するインパクトは強いけど内容は特に面白くなさそう……」と感じた方もいるのではないでしょうか?

しかし『豚のレバーは加熱しろ』は、第26回電撃小説大賞で《金賞》を受賞した作品です。

2023年10月には、アニメとして放送も始まり注目を集めましたが、「なぜこの物語が面白いのか?」について、魅力を紹介して行きます。

多少のネタバレは含まれていますが、物語の内容に関わる大きなネタバレは避けて紹介させて頂きます。

・視聴や読書を考えている。
・作品の魅力を知りたい。
・自分に合っている作品なのか確かめたい。
・最低限のネタバレで作品の全容を知りたい。

結論を先に述べると、『豚のレバーは加熱しろ』の魅力は以下の通りです。

『豚のレバーは加熱しろ』の魅力

  1. ジェスが可愛い
  2. 想像を絶するシリアス
  3. 作り込まれた世界観
  4. 主人公が豚

具体的な理由に関しては、下記で紹介しています。

ここからは、基本情報➡あらすじ➡物語の魅力➡の順番で紹介して行きます。

『豚のレバーは加熱しろ』について詳しく知らない方は順に読んで行くと理解しやすいように構成されているためオススメですが、気になる所を目次から飛ぶことも可能です。

『豚のレバーは加熱しろ』とは?

『豚のレバーは加熱しろ』は、ライトノベル作家をしている逆井卓馬さんによって書かれた異世界ファンタジー作品です。

逆井卓馬さんは、過去に副業関連で炎上したこともありました。

炎上した内容を簡単に説明すると、逆井卓馬さんの本職はNHK職員で、NHKは副業禁止にも関わらずライトノベル作家をしていることが原因で炎上しました。

あまりこの話題を深く追求してしまうと、色んな方面から物議を醸す可能性もあるため、小声で個人的な意見を言うと、

 
現実的な話、副業禁止の会社で副業している人は多くいるので、本業を疎かにさえしていなければ特に問題ないと思っています(……ボソッ

現在は炎上の火もだいぶ消火され、ほぼほぼ気にしなくて良い話題でしたので、簡単に説明しました。

話は戻り、『豚のレバーは加熱しろ』は逆井卓馬さんによって書かれていますが、小説のイラストを描いているのは、同時期に放送されたアニメ「聖剣学院の魔剣使い」のイラストやバーチャルYouTuber藍沢エマさんのデザインを描いている有名イラストレーター遠坂あさぎさんです。

2020年3月から電撃文庫で刊行され、アニメ放送開始時点で8巻までが出版されています。

※コミカライズ版も刊行されています。

2023年10月にアニメとして放送されましたが、アニメーション制作を担当するのは「project No.9」です。

「project No.9」は、「弱キャラ友崎くん」、「りゅうおうのおしごと!」、「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」などの有名作をいくつも制作してきた制作会社です。

作画に関しては、作品ごとに評価は変わっていますが、全体的に作画のクオリティは高いです。

しかし、『豚のレバーは加熱しろ』の作画に関しては同時期に別のアニメを二つ制作していたこともあり、「project No.9」の別作と比べると、少し劣って見えるかも知れません。

ですが、めちゃくちゃ作画を気にしてしまう方でなければ、特に違和感なく楽しんで観られると思います。

『豚のレバーは加熱しろ』PV

アニメの視聴を考えている方は、下記の記事で観る事が可能な配信サービス・おすすめのサブスクリプション・無料でアニメを観る方法を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。

【2023年秋アニメ】視聴可能な動画配信サービスとおすすめサブスクを徹底比較!

『豚のレバーは加熱しろ』あらすじ

豚のレバーを生で食べて意識を失った、冴えないオタクの俺。

異世界に転生したと思ったら、ただの豚になっていた!

豚小屋の中、泥まみれで転がる俺を助けてくれたのは、天使のように優しい美少女・ジェス。

「フンゴァ!」

「あの、無理に喋らなくても大丈夫です。私には・・・・・・分かりますから」

豚になった俺を献身的にお世話してくれる彼女は、人の心を読むことができる「イェスマ」という種族だという。

「まずい、それでは俺の豚のような欲望が垂れ流しではないか!!」

剣と魔法の世界で、ただの豚と心を読める美少女の、いちゃいちゃラブファンタジーがいま始まる!

・・・・・・のか?

©2023 逆井卓馬/KADOKAWA・アニプレックス・BS11

豚(CV.松岡禎丞)

出典:豚のレバーは加熱しろ1巻

本作の主人公、19歳大学生。

豚のレバーを生で食べた結果、腹を刺すような痛みに襲われ意識を失い、異世界の豚として転生する。

豚の姿ではあるもの、頭は優れた理系オタク。

自分を人間の姿に戻せる可能性がある魔法使いに出会うため、ジェスと共に王都を目指す。

ジェス(CV.楠木ともり)

出典:豚のレバーは加熱しろ1巻

本作のヒロイン、16歳。

人の心を読み取れる「イェスマ」という種族の少女。

キルトリン家の小間使いとして働いており、管理する飼育小屋に迷い込んでいた豚(主人公)を助ける。

レリーフが施された銀の首輪をつけており、王都で目的を果たすため、豚(主人公)と共に王都を目指す。

『豚のレバーは加熱しろ』ここが面白い!

魅力①:ジェスが可愛い

『豚のレバーは加熱しろ』のヒロインは16歳の金髪美少女ジェスです。

この作品のキーパーソンにもなっている彼女ですが、心優しいお人好しな性格でめちゃくちゃ良い子です。

豚(主人公)の欲にまみれた思考も優しく受け止め、仕草や反応がとても可愛いキャラクターとなっています。

そのジェスの魅力を、遠坂あさぎさんが描いている事で、より一層可愛さを引き出せています。

ジェスが他人の心を読める能力があることで豚(主人公)との会話も成立し、この二人のやり取りは、とても空気が和むと思います。

魅力②:想像を絶するシリアス

この作品を最初に手を取った方やアニメを観始めた方は、『豚のレバーは加熱しろ』というタイトルから、どのような物語なのか想像も付かないと思います。

観始めて最初に抱く感想としては、豚に転生した主人公と心優しい少女のちょっと異色な異世界ラブコメディかな?と想像するかも知れません。

しかし、実際に読み進めていくと、タイトルからは想像も付かないようなシリアスでまみれたダークファンタジー&ラブコメディであることがわかります。

ネタバレを知らずに観た方が100%面白いと思うので、軽くどういった点がシリアスなのかについて説明します。

まずはじめに目を引く場面として、異世界に転生した主人公はジェスと呼ばれる少女と出会いますが、首元には首輪が付けられています。

そして彼女は、「イェスマ」と呼ばれる種族であることが発覚しますが、「イェスマ」が何者なのか?については検討もつきません。

コミカルな会話が繰り広げれる中、どことなく感じる雲行きの怪しさ。

進むに連れて秘密が明かされて行き、シリアス要素があることで盛り上がっていますが、かなり過酷なシリアスシーンもあるので、シリアスが苦手な方は要注意です。

魅力③:作り込まれた世界観

なぜこの作品が第26回電撃小説大賞で《金賞》を受賞することが出来たのか?

タイトルからは想像も付かないシリアス要素があることも理由の一つだと思いますが、その土台となっている世界観も大きな特徴です。

豚(主人公)とジェスは、共に王都を目指すことになりますが、その道中や王都到着後に少しずつ世界の真実が明らかになって行きます。

その真実は、後から付け足された設定とかではなく、数多くの伏線を回収しながら進んで行くため、世界観がしっかりと構成されているのがわかると思います。

先の読めない緊迫した展開が、伏線を悟られにくくしており、その伏線がミステリー・ミスリード・世界の真実と結び付いている事を知った時の感情は、観れば観るほどクセになると思います。

魅力④:主人公が豚

この物語の主人公は豚です。

豚に転生するスタートはとても衝撃的な印象を感じますが、最近の異世界転生系の作品を読んでいると、剣や自動販売機などの生物以外の転生もみられるようになってきたので、人外転生に見慣れた方も少なからずいると思います。

『豚のレバーは加熱しろ』も人外転生系ですが、この物語には、他とは違うと感じさせる特徴があります。

それは、主人公が転生した豚は、なんの能力も持たないただの豚であるとこです。

異世界転生の定番にあるような、チート能力や俺TUEEE展開は全くありません。

正直この作品を読んで行くと、チート能力で解決して欲しいと思えるくらい過酷なシリアスが待ち受けていますが、そんなものは登場しません。

そんな過酷な世界でありながら、非力な豚はなにができるのか?

人間よりも能力が劣っている豚だからこそ、感じ方や捉え方も変わってくると思います。

ちなみにアニメでは、豚(主人公)の声優を担当している松岡禎丞さんの演技と朗読劇がとても素晴らしく、テンポ良く観られます。

まとめ

今回は、2023年10月から放送されたアニメ『豚のレバーは加熱しろ』がどのような内容なのか?どういった要素が面白いのか?ついて、紹介させて頂きました。

『豚のレバーは加熱しろ』の魅力は以下の4つです。

・ジェスが可愛い
・想像を絶するシリアス
・作り込まれた世界観
・主人公が豚

内容に深くかかわってくるネタバレを避けたため、大雑把な説明になっていた所もあるかもしれませんが、いかがだったでしょうか?

以上のことをまとめると『豚のレバーは加熱しろ』は、コミカルなタイトルからは想像も付かないシリアスと、しっかりと構成された世界観から繰り広げられるダークファンタジー&ラブコメディです。

基本的に多くの方にオススメしたい作品ですが、シリアス要素に関しては、かなり重いシーンもあるので、シリアス系が苦手な方は少しオススメしにくい作品となっています。

小説と漫画、どちらから読んでも楽しめる作品となっているので、気になった方はぜひ一度読んで欲しいです。

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