きらら系の常識を覆す青春ストーリー『星屑テレパス』の魅力を徹底解説!

©大熊らすこ・芳文社/星屑テレパス製作委員会
 
『星屑テレパス』は、宇宙に果てない夢を見るコミュ障少女が、記憶を失くした宇宙人と出会ったことをきっかけに、本格的に宇宙を目指していくという過程を描いた青春ストーリーです。

4コママンガ雑誌で知られる「まんがタイムきらら」の作品です。(俗に言うきらら系)

2023年10月にはアニメも始まりましたが、きらら系作品がアニメとして放送されたのは、一年前の「ぼっち・ざ・ろっく」以来となります。

萌え系やゆるゆる日常系を好きな方中心に支持されているきらら系ですが、この作品は他のきらら系と比べると、少し異なる点もあります。

その点に触れながらも『星屑テレパス』は、なぜ面白いのか?について、魅力を紹介して行きます。

多少のネタバレは含まれていますが、物語の内容に関わる大きなネタバレは避けて紹介させて頂きます。

・視聴や読書を考えている。
・作品の魅力を知りたい。
・自分に合っている作品なのか確かめたい。
・最低限のネタバレで作品の全容を知りたい。

結論を先に述べると、『星屑テレパス』の魅力は以下の通りです。

『星屑テレパス』の魅力

  1. 百合
  2. シリアス展開
  3. 丁寧に描かれる心理描写
  4. キレイな絵と独特な描き方

具体的な理由に関しては、下記で紹介しています。

ここからは、基本情報➡あらすじ➡物語の魅力➡の順番で紹介して行きます。

『星屑テレパス』について詳しく知らない方は順に読んで行くと理解しやすいように構成されているためオススメですが、気になる所を目次から飛ぶことも可能です。

『星屑テレパス』とは?

『星屑テレパス』は、女性漫画家の大熊らすこさんによって描かれた作品です。

大熊らすこさんは、『星屑テレパス』と同じ「まんがタイムきらら」で「ハッピーセピア」も描いていた方で、『星屑テレパス』のアニメをきっかけにYouTubeチャンネルも設立されています。

『星屑テレパス』の裏話や同時視聴をされていましたが、とても明るい様子が印象的な方でした。

YouTube➡https://www.youtube.com/@rasurasu-o/streams

 
個人的には、『星屑テレパス』の監督を担当したかおりさんとのコラボ配信が、作中の裏話を聞けて面白かったです!

2019年に芳文社が発行する4コマ漫画雑誌「まんがタイムきらら」の6月号として連載が始まりました。

2023年10月にアニメ放送も始まり、アニメ開始時点では4巻までが刊行されています。

アニメから観始める予定の方も多いと思いますが、『星屑テレパス』のアニメーション制作を担当するのは「Studio五組」です。

「Studio五組」の制作したアニメは、「Aチャンネル」、「きんいろモザイク」、「結城友奈は勇者である」、「えんどろ〜!」などがあります。

「えんどろ〜!」の監督と同じかおりさんが『星屑テレパス』の監督を担当します。

作画に関しては、アニメによって賛否両論の意見に分かれていますが、一つ前に制作した「夢見る男子は現実主義者」では、原作改変と違和感ある作画に批判殺到していました。

詳しくはこちら⇓

原作改変がエグイ?『夢見る男子は現実主義者』つまらないと言われる理由と魅力を徹底解説

ですが『星屑テレパス』の作画に関する評価は高いので、アニメから観始めたい方でも安心して観ることができると思います。

『星屑テレパス』PV

『星屑テレパス』あらすじ

人とのコミュニケーションが苦手な女子高生の小ノ星海果は
自称宇宙人の明内ユウと出会い、なんと宇宙を目指す約束をする。
そして副学級委員長の宝木遥乃や不登校気味の雷門瞬たちとの出会いの中で
ロケットを作ることになり──

女子高生たちがロケットを作って宇宙を目指す”青春ロケット”ストーリー!

©大熊らすこ・芳文社/星屑テレパス製作委員会

小ノ星 海果(このほし うみか)

出典:『星屑テレパス』1巻

本作の主人公。高校一年生15歳。

極度のあがり症で他の人のように普通に笑ったり話すことができないため、地球には居場所がないと考えている。

そのため、地球ではないどこか遠くで、言葉が通じる星・伝わる仲間を見つけることを目標に宇宙を目指している。

そんな中、宇宙人を自称する明内 ユウと出会った事で人生が一変する。

明内 ユウ(あけうち ユウ)

出典:『星屑テレパス』1巻

海果たちのクラスメイト。

宇宙人を自称する少女、地球に来るまでの記憶は忘れ、目覚めた時には生徒手帳を握っていた。

自身と相手のおでこ同士を合わせることで相手の思考を読むことができる特殊能力(テレパシー)「おでこぱしー」を持っている。

海果とは正反対の明るく能天気な性格から、周囲の人とも一瞬で打ち解けることができる。

『星屑テレパス』ここが面白い!

魅力①:百合

「百合」とは、女性同士の恋愛や恋愛に近い友情を含んだジャンルが含まれる作品です。

『星屑テレパス』でも百合シーンが登場しますが、この作品でしか得られない百合シーンと言えば、明内 ユウの能力「おでこぱしー」が挙げられます。

言葉を上手く伝えられない海果の気持ちが「おでこぱしー」によって伝わるシーンが度々ありますが、めちゃくちゃ尊さを感じてしまうシーンとなっています。

通常に描かれる時と百合を描かれる時の温度差のある描き方も魅力的です。

魅力②:シリアス展開

『星屑テレパス』は「まんがタイムきらら」の作品ですが、他のきらら系の作品では中々みられないシリアス展開も組み込まれています。

通常、きらら系の作品は萌えやゆるゆる日常を描かれる作品が多く、作中にシリアスが含まれる事はほとんどありません。

きらら系にシリアス要素を求めていない方もいるかも知れませんが、この作品はシリアス要素があることで成り立っていると言っても過言ではないほど、シリアスが良い味を出しています。

シリアスにもいくつか種類がありますが、血が飛び散るような重いシリアスではなく、青春群像劇でみられるような人間関係で起きるトラブルを描いたシリアスが近いです。

何もかもが上手く行くとは限らないようなリアルな描写があることで、それぞれのキャラクターに感情移入しやすくなっています。

魅力③:丁寧に描かれる心理描写

シリアス要素があることで感情移入しやすくなっていますが、シリアスだけではなく、キャラクターの心情も丁寧に描かれていることで、より感情移入できる作品です。

主人公の小ノ星 海果はコミュ障ですが、コミュ障としての孤独な気持ちや話したいのに伝えられないもどかしさの心情や表情描写が繊細に描かれています。

この作品は、シリアス要素が他のきらら系にはないですが、ドラマ性が強いことに関しても他にはみられない特徴です。

コミュ障の海果が夢を追いかける中で出会った少女達と少しずつ仲良くなっていき、不器用ながら成長していく過程はとても好感が持てると思います。

変わって行くのは主人公だけではなく、キャラクターごとに抱える悩みや葛藤も細かく描かれているので、4コマ漫画でありながら読者を引き込む展開が続きます。

『星屑テレパス』は4コマ漫画です。

4コマ漫画は、シンプルでわかりやすい起承転結が描かれることで、誰が読んでも親しみを感じるような構成になっています。

しかし、4コマに情報を詰め込み過ぎてしまうと、通常の漫画と変わらない上に、返って見づらくなってしまうデメリットも存在します。

そのため、情報が少ない4コマ漫画で感情移入させるのは難しいですが、前述にも挙げたようにこの作品は、4コマ漫画であるにもかかわらず、感情移入することができます。

なぜなのか?その理由は簡単で一コマ一コマの情報量が多いからです。

4コマ漫画に情報を詰め込み過ぎることはデメリットですが、大熊らすこさんの描くコマ割りは少し独特で、コマをとびぬけた吹き出しが数多く使われています。

コマの大きさの概念を消す描き方をすることで、情報量が多いのに対して、不思議と見づらいと感じさせないようになっており、吹き出しやフォントの使い方がキレイにまとまっています。

それにクオリティの高い絵が組み合わさることで、4コマ漫画としての良さをより際立てていました。

 

ちなみに、アニメでは原作に近いキャラクターデザインとクオリティの高い演出が魅力的で、4コマ漫画を一本のアニメとして繋げるために加えられたアニオリの補間もとても丁寧に制作されていました。

まとめ

今回は、2023年10月から放送されたアニメ『星屑テレパス』がどのような内容なのか?どういった要素が面白いのか?ついて、紹介させて頂きました。

『星屑テレパス』の魅力は以下の4つです。

・百合
・シリアス展開
・丁寧に描かれる心理描写
・キレイな絵と独特な描き方

内容に深くかかわってくるネタバレを避けたため、大雑把な説明になっていた所もあるかもしれませんが、いかがだったでしょうか?

以上のことをまとめると『星屑テレパス』は、きらら系にはあまりみられない「シリアス」と「ドラマ性」が特徴的で、心理描写が丁寧に描かれた作品です。

百合要素やゆるふわ日常も描かれる中に、青春群像劇で見られるような人間関係が原因で起きるトラブルも含まれていることで、より感情移入できる展開になっています。

漫画・アニメのどちらから観ても楽しめる物語になっているので、興味を持った方はぜひ読んで欲しい作品です。

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