メイト先生
【薬屋のひとりごと】は、中国をモデルにした架空の世界で、後宮に下女として売り飛ばされた猫猫(マオマオ)が、王宮内で起きる事件を薬学の知識で解き明かしていくお話です。

「後宮?下女?難しい用語がこの先たくさん出て来るんだろうな」、「後宮モノの作品なら女性向けの作品なんだろうな」と感じるかも知れませんが、この物語は男女問わず人気の作品です。

そして、難しい用語や覚えにくい名前が多数登場するため、触れにくい気持ちもわかりますが、その理由で避けてしまうには非常に惜しいです。

度々登場する難しい用語についても触れながら、わかりやすく、ネタバレなしに『薬屋のひとりごと』の魅力を紹介して行くので、ぜひ最後まで観ていただけたらなと思います。

・この作品の視聴や読書を考えている。
・この作品が注目される理由を知りたい。
・自分に合っている作品なのか確かめたい。
・最低限のネタバレで作品の全容を知りたい。

結論を先に述べると、『薬屋のひとりごと』が面白いと言われる理由は以下の通りです。

面白いと言われる理由

  1. 独特な世界観
  2. 猫猫と壬氏の関係
  3. 様々な事件を解き明かす
  4. ドロドロしていない

具体的な理由に関しては、下記で紹介しています。

ここからは、基本情報⇒あらすじ⇒面白いと言われる理由⇒漫画はどちらがオススメ?の順番で紹介して行きます。

『薬屋のひとりごと』について詳しく知らない方は順に読んで行くと理解しやすいように構成されているためオススメですが、気になる所を目次から飛ぶことも可能です。

『薬屋のひとりごと』とは?

『薬屋のひとりごと』は、女性小説家兼ライトノベル作家の日向 夏(ひゅうが なつ)先生に描かれた小説で2023年9月時点では全シリーズ累計2400万部を突破しました。

 
メイト先生
2400万部のイメージがあまり湧かないと思いますが、「ガンツ GANTZ」や「チェンソーマン」と同じくらいです。

ミステリー・ファンタジー・ラブコメディが組み合わさった中華・後宮ファンタジーで、後宮と言うのは、日本や中国、時代の変化で意味合いが異なりますが、ここでは皇帝の妃たちが住む男子禁制の特別な宮殿です。

 
メイト先生
少し違いますが、日本で言う「大奥」のようなものです。

この作品は、2011年10月に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始され、現在ではライトノベルを取り扱う「ヒーロー文庫」で連載中です。

2017年からはコミカライズ版の連載も始まりましたが、面白いのが実はこの作品のマンガは月間ビッグガンガン(スクエアエニックス)サンデーGX(小学館)二つの出版社で連載されています。

なぜ同じ作品が二つの出版社で連載されたのか?に関しては原作者の日向 夏先生もわかっておらず不明で、内容自体もほぼほぼ変わりありませんが、どちらかを勧める場合、「次にくるマンガ大賞2019」で2位の「チェンソーマン」を上回る1位を受賞した月間ビッグガンガンの方がオススメです。

※漫画版のどちらがオススメなのか?に関しては後述で詳しく紹介しています。

2023年10月にアニメとして放送され、アニメから観始める予定の方も多いと思います。

アニメーション制作を担当するのは「TOHO animation STUDIO」と「OLM」の共同制作でYoutubeで公開されたプロジェクトPVは7ヶ月で450万回再生されていました。

PV時点の作画では、かなり期待出来る作品になっているのではないでしょうか?

『薬屋のひとりごと』あらすじ

大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。

名前は、猫猫(マオマオ)。

花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。

ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。

今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、

興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。

美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。

人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。

きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。

壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。

稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

もう少し詳しく紹介させていただくと、本作の主人公の一人猫猫(マオマオ)は花街で薬師として暮らしていましたが、薬草採取中に人攫いに誘拐され、後宮務めの下女(身分の低い女)として売り飛ばされます。

薬学の知識があり字も読める猫猫は身分を上げる事も出来ましたが、売りとばした人攫いへの送金が増えることを嫌い実力を隠し生活していました。

そんなある日、後宮で生まれるお世継ぎが連続で不可解に亡くなっていることを耳にします。

宮中は呪いと噂される中、呪いを信じない猫猫は、亡くなり方や容体を元にある憶測を考え、二人の妃玉葉(ギョクヨウ)妃梨花(リファ)妃の元に様子を伺いに行きます。

病状に確信を持った猫猫は、バレないよう自身が着用している仕事着にメモを残し去って行きますが、下女用の仕事着に書いたことで宦官(後宮に仕える去勢された男性)の壬氏(ジンシ)にバレてしまい、玉葉(ギョクヨウ)妃の元に連れて行かれます。

そこで告げられたのは、玉葉(ギョクヨウ)妃の侍女(妃に仕えて身のまわりの世話をする女)になることだった……というのが物語の始まりです。

この物語のメインキャラクターであらすじにも登場した猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)についても簡単に紹介します。

・猫猫(マオマオ)

本作の主人公、17歳。

養父とともに花街で薬師をしていたが、人攫いに誘拐され後宮務めの下女になる。

物事に対して全体を広く見わたせる達観した娘であり、好奇心とほんの少しの正義感を兼ね備えている。

好奇心の中でも、薬や毒に対しては異常なほど好奇心旺盛であり、左腕の包帯は毒ヘビに嚙ませた跡やキズ薬の実験の跡など、自身の体を使い実験した跡が隠されている。

・壬氏(ジンシ)

本作のもう一人の主人公。

後宮で強い権力を持ち、後宮の管理を担当する宦官。

その容姿は女に生まれたら傾国の美女と呼ばれたであろう絶世の美男子。

妃の病状を見抜いた猫猫の実力に目を付け、玉葉(ギョクヨウ)妃の侍女に抜擢する。

老若男女問わずに慕われているが、猫猫には不気味な態度や仕草から邪険に扱われている。

『薬屋のひとりごと』面白いと言われる理由

面白い要素①:独特な世界観

この作品は、架空の世界でありながら、どことなく現実味を帯びている部分に親しみを感じやすい世界観で描かれています。

現実感ある時代背景に合った文化や風潮、服装の着こなし方のような自然な描写から、架空であるとわかっていても、頭の中で世界観が構築されて行きます。

薬や毒に関する知識も詳細に描かれ、宦官の人も多く登場しますが、ただ単に去勢された男性として描くのではなく、女性観ある丸みを帯びた体や仕草・顔立ちと、とてもリアルに描かれています。

この物語はフィクションであるため、気ままに観ていても充分楽しめると思いますが、細かな部分に目を向けると、より世界観を理解できます。

面白い要素②:猫猫と壬氏の関係

あらすじでも紹介した通り、猫猫(マオマオ)壬氏(ジンシ)が主人公ですが、この二人の絶妙な距離感も注目の一つです。

少しずつ距離感が縮まって行く後宮ラブコメディ……と言えば聴こえはいいですが、実際は二人の性格が互いに歪んでいることで、この先どのように発展して行くか想像出来ないのがポイントです。

猫猫は、頭が良く達観している反面、毒舌で腹黒な少女です。

恋愛に対してもさほど興味はないため、多くの人が見惚れる壬氏(ジンシ)に色目を使われても気味悪がっています。

そんな壬氏は、色目を使っても興味を示さない所かナメクジ見るような顔で態度を示す猫猫に興味を持ちます。

 
メイト先生
「お前、おもしれー女だな」的展開。※実際にこのセリフは登場しません

あくまでミステリーが物語の重点的部分で、ラブコメディはサブ要素ですが、絶望的な距離感の二人がどのように変化してくのか?は注目です。

面白い要素③:様々な事件を解き明かす

「後宮で生まれるお世継ぎが連続で不可解に亡くなる」事件が最初に起こりましたが、この先も様々な事件が起きます。

好奇心旺盛の猫猫(マオマオ)は自身が培ってきた薬と毒の知識を扱い次々に解決して行きます。

薬学の知識で事件を解決する切り口は新しく、中国風の後宮を舞台にしたことで、時代背景にマッチした事件が描かれます。

事件の内容も詳細に描かれ、ネタバレになるので深く語りませんが、伏線になっている事件も登場するので、とにかく飽きない展開が続きます。

読者が推理するよりかは、猫猫が事件をどのように推理して解き明かしていくのか?という過程を楽しむミステリー作品になっています。

面白い要素④:ドロドロしていない

後宮を舞台にした漫画や中国ドラマ、日本で言う「大奥」などを観たことがある方はわかると思いますが、ドロドロとした人間関係による嫉妬や妬み・恨みが非常に多いです。

そのようなドロドロした人間関係を観るのが好きな方もいると思いますが、観ていて気分が悪くなる方もいるように好きになれない方もいるでしょう。

『薬屋のひとりごと』は、全てが全てドロドロしていない訳ではありませんが、他の後宮系作品に比べて比較的キレイな人間関係が描かれています。

主人公の猫猫は、下女から侍女に身分が変わります。

下の身分の者が上の身分に上がると、同じ身分の人達から疎まれ雑に扱われるような展開を誰しも一度は観た事があると思いますが、この作品では猫猫の周りの人達は優しくて良い人が多いです。

後宮系の作品に触れたことがない方やドロドロした人間関係が苦手な方は特に勧めやすい作品となっています。

『薬屋のひとりごと』漫画はどちらがオススメ?

ここまで、『薬屋のひとりごと』の魅力について紹介させて頂きましたが、冒頭でも挙げた通り、この作品は月間ビッグガンガン(スクエアエニックス)サンデーGX(小学館)の二つの出版社で連載されています。

最後に漫画で読む場合にどちらがオススメなのか?それぞれの違いや特徴について紹介します。

漫画家兼イラストレーターのねこクラゲさんが作画を担当する月間ビッグガンガンの特徴は、少女漫画のような絵柄で『次にくるマンガ大賞2019』一位を受賞した作品です。

一方、中国史に詳しい漫画家、倉田三ノ路さんが作画を担当するサンデーGXの特徴は、原作小説を忠実に再編し、事件の謎が詳細に描かれ、展開もスピーディーです。

絵柄だけで観ると少女漫画風のテイストで可愛く・カッコよく描く月間ビッグガンガンの方が人気は高いため、絵柄が好きな方やラブコメディとしての要素を楽しみたい方にはこちらがオススメです。

原作小説に忠実なサンデーGXは、月間ビッグガンガンよりも事件内容が詳細に描かれているため、ミステリーを主軸にラブコメディはおまけとして楽しみたい方にオススメです。

どちらにもこだわりがなければ、『次にくるマンガ大賞2019』一位を受賞した月間ビッグガンガンがオススメですが、迷ってしまう方は一度試しに読んで観るのが一番手っ取り早いです。

冒頭部分はどちらも無料で読めるので、冒頭を比べただけでも、自分がどちらかが好きなのかわかると思います。

まとめ

今回は、『薬屋のひとりごと』について、どのような内容なのか?面白いと話題の理由と漫画はどちらがオススメなのか?について、紹介させて頂きました。

『薬屋のひとりごと』が面白いと言われている理由は以下の4つです。

・独特な世界観
・猫猫と壬氏の関係
・様々な事件を解き明かす
・ドロドロしていない

内容に深くかかわってくるネタバレを避けたため、大雑把な説明になっていた所もあるかもしれませんが、いかがだったでしょうか?

後宮を舞台にしたこの作品では、難しい用語や覚えにくい名前がたくさん登場すると思いますが、後宮が舞台でなければ味わえない面白さが詰まった作品です。

スマホアプリでは「LINE マンガ」や「ピッコマ」からも気軽に読むことが可能になっているので、興味を持って頂けたら幸いです。

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