『Helck(ヘルク)』最小限のネタバレで魅力を紹介!

©七尾ナナキ・小学館/Helck 製作委員会

2023年7月から夏アニメの一つに『Helck(ヘルク)』が放送されました。

 
メイト先生
この物語は、魔王が倒されたことを機に、新しい魔王を決める大会で人間を憎む人間の勇者、ヘルクが参戦するところから始まるファンタジー作品です。

ヘルクが人間を恨み、魔界にやってきた理由に関しては一旦置いておきますが、『Helck(ヘルク)』は既に完結済みの作品であり、アニメも2クールを通して最後まで描かれることが決まっています。

アニメをきっかけに、興味を持った方も多いと思いますが、この作品の本質を知らずに単なるギャグアニメだと考え途中で視聴を辞めてしまう人もいるようです。

今回は、これから『Helck(ヘルク)』の読書や視聴を考えている方に向けて、この作品の内容や魅力・見どころをなるべくネタバレを控えた上で紹介します。

ネタバレなしに紹介したい所ですが、ネタバレなしでは作品の本質が伝わらないのでちょっとだけ含まれていることをご理解の上、この先の閲覧をお願い致します。

・この作品の視聴や読書を考えている。
・この作品が注目される理由を知りたい。
・自分に合っている作品なのか確かめたい。
・最低限のネタバレで作品の本質を知りたい。

結論を先に述べると、『Helck(ヘルク)』の魅力・見どころは以下の通りです。

『Helck(ヘルク)』の魅力・見どころ

  1. 徐々に明かされる世界設定
  2. ギャグとシリアスの緩急
  3. 丁寧に描かれるキャラクターたち
  4. 感動する場面

具体的な理由に関しては、下記で紹介しています。

魅力を紹介していく前に、まずは『Helck(ヘルク)』について、基本情報とあらすじについて紹介します。

『Helck(ヘルク)』とは?

『Helck(ヘルク)』は、漫画家の七尾ナナキさんによって描かれたファンタジー漫画です。

七尾ナナキさんの描いた作品には、「ニコニコ静画」で連載されていた作品はありますが、『Helck(ヘルク)』が初のプロデビュー作品になります。

2014年5月~2017年12月に渡り、小学館が配信するウェブコミックサイト「裏サンデー」とマンガ雑誌アプリ「マンガワン」で毎週連載された作品であり、全12巻完結済みの作品となっています。

インターネットで調べると、「打ち切り」などのワードが表示されますが、打ち切りになっているわけではなく、むしろ終わり方が名シーンになっているぐらい綺麗に終わっているのでご安心ください。

2023年7月にアニメとして放送され、アニメーション制作を担当しているのは「サテライト」です。

「サテライト」は1995年に設立されたアニメ会社で、「創聖のアクエリオン」、「ログ・ホライズン」、「戦姫絶唱シンフォギア」などのアニメを制作しています。

古くからある会社というのもあり作画に関しては定評がありますが、めちゃくちゃ作画に人気のある制作会社というよりは常に安定した作画を描く制作会社です。

『Helck(ヘルク)』の作画に関しては、安定した作画を保ちつつ、この作品に登場するキャラクター、ピウイだけに個別の作画監督が付いていることがSNSで話題になっていました。

ピウイは、『Helck(ヘルク)』アニメ公式のキャラクター紹介の中でも、最もいいね数が多いことからわかるように、人気キャラクターの一人(一匹?)であり、マスコット的ゆるキャラにみえて物語の重要キャラクターになっています。

アニメでは、動いているピウイを観るだけでも需要があるので、ここにこだわった制作会社は正直センスしかないです。(私の勝手な意見です)

『Helck(ヘルク)』あらすじ

魔界のとある国。

一人の勇者の手によって魔王が倒され、 新魔王の座をかけた競技会が 開かれることとなった。
大会責任者の帝国四天王ヴァミリオは、 敵であるはずの人間の勇者 ヘルクの参加に激怒する。
決勝戦を前に魔王ウルムの城が 陥落した一報を受け、
ヴァミリオはヘルクを含む 決勝に残った選手たちと共に ウルム城奪還へと旅立った。
笑顔で「人間を滅ぼそう」と語るヘルク。
果たしてその言葉は本心か? 笑顔に隠された真実とは……

©七尾ナナキ・小学館/Helck 製作委員会

魔界が敵対している人間の勇者、ヘルクが新しい魔王を決める大会に参加する所から物語は始まり、「人間滅ぼそう」と笑顔で言うヘルクを信じることが出来ない帝国四天王ヴァミリオは大会を勝ち進むのを阻止しようとします。

しかし、ヴァミリオの妨害がありながらも戦闘レベル99のヘルクは楽々勝ち進んで行く、という流れに序盤はなっていますが、新魔王を決めるために激しい戦いが繰り広げられるという訳ではありません。

大会の種目は、トランプタワー積み重ね、料理対決、レース対決などが行われ、魔王の座を決める大会として相応しくないものばかりで、新魔王が誰に決まるのか?は正直関係ありません

あくまで、新魔王を決める大会は物語が大きく動き出すウルム城奪還に繋がる動線に過ぎないです。

序盤時点で、ギャグが合わないと感じてしまう方もいると思いますが、この作品の人気の秘密はギャグ要素だけではなく、その裏にあるシリアス感動です。

詳しく説明するとネタバレになり面白さが半減してしまうため、詳細に説明しませんが、この先最低限のネタバレに留めた上で魅力や見どころを紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

『Helck(ヘルク)』魅力・見どころ

魅力①徐々に明かされる世界設定

『Helck(ヘルク)』の序盤では、様々な部分に疑問を持つことが多いと思います。

序盤で感じる大きな謎としては「ヘルクが人間を恨み、魔界にやってきた理由」について気になってくる方が多いと思います。

具体的な理由に関してはネタバレになるので言えませんが、最初に明かされる秘密だけ紹介すると、

ヘルクが魔界にやってきた真意を確かめるために、ヴァミリオは配下の諜報員を人間の国に潜入させます。

そこで知ったのは、「魔王を倒したのはヘルクではなく、ヘルクの弟クレス」「ヘルクは弟のクレスを殺した弟殺しとして高額な賞金をかけられた賞金首」などの衝撃的な事実でした。

このようにヘルクの人間像や過去に関しては少しずつ解き明かされます。

そもそも『Helck(ヘルク)』がどういった世界観なのか?についても答えはありますが、序盤では明かされず謎が積み重なって行きます。

そのため、人によっては作品の方向性が掴めず、話も見えてこないと感じて読書や視聴の継続を辞めてしまう方がいるかもしれません。

読書や視聴の継続に迷ってしまう人は、ネタバレを知り全体を俯瞰して観るのもありですが、この作品は緻密に構成された世界観とシナリオで描かれ、謎も綺麗に回収されます。

勇者の過去や人間の国の状況は読者や視聴者と同じように、ヴァミリオたちが住む魔界の者でもわからないので、ネタバレを知らずに、ヴァミリオたちと一緒に様々な真意を知って行く方がより楽しめます。

魅力②ギャグとシリアスの緩急

物語の始めでは、楽々大会を勝ち進むヘルクにツッコミを入れるヴァミリオが描かれ、最初はただのギャグ漫画に見えると思います。

しかし、ヘルクの過去がわかり始める辺りから、コメディ調の底に不穏な空気が漂い、ギャグの間にシリアス要素が散りばめられています。

ギャグとシリアスが組み合わさった作品は『Helck(ヘルク)』以外にも多くあると思いますが、この作品の特徴としてはシリアス中にもギャグが挟まれ、緊迫する場面が緊張感のない会話になっています。

中には、シリアスとギャグを一緒にして欲しくない方もいると思いますが、実はこの作品序盤のギャグ展開とは打って変わり、シリアス展開がメインに進行され、ギャグが多いのは最初だけであり、シリアス部分の背景設定が中々重い内容になっています。

そのため、ギャグの存在が絶望した状況の中にある希望の光のような感じがあり、暗い内容でも明るくなることが出来るので、シリアスにギャグを入れた意味合いがより効果的になっています。

ギャグと思わせておいて伏線だったりする場面もあり、アニメではヴァミリオの声優を担当する小松未可子さんの演技が原作通りにキレの良いツッコミに仕上がっていました。

魅力③丁寧に描かれるキャラクターたち

『Helck(ヘルク)』は、メインキャラクターからサブキャラクター全てのキャラクターがそれぞれアイデンティティ豊かなキャラクターで溢れています。

キャラクターの外面的にも、可愛い・カッコいいなどがあり、前述で少し登場した謎の生物ピウイは嫌いになる人はいないほどの人気キャラクターですが、この作品では特に内面的な魅力が丁寧に描かれています。

ヘルクはあまりカッコいいと言える見た目ではありませんが、内面を知ると最終的にはカッコいいと感じると思います。

メインキャラクターとなっているヘルクやヴァミリオはもちろん、あまり登場しないキャラクターも丁寧に描かれ、描写枚数は少なくても、行動理由に意味合いを持っています。

それぞれのキャラクターに明確な過去があり、作者の七尾ナナキさんのキャラクターの魅せ方が上手いので、敵・味方含めて感情移入してしまうと思います。

魅力④感動する場面

これまでの魅力を振り返って『Helck(ヘルク)』がギャグ系に見えて実際は、シリアス全開のファンタジー作品であることがわかったと思います。

そして完結済みの作品であるため、結末も存在します。

当然ながら、結末を語るわけにはいきませんが、『Helck(ヘルク)』は感動するシーンが多いです。

魅力③にもある通り、キャラクターに感情移入する場面も多く、気が付けば心掴まれる展開になっています。

ラストを知って読み返すと、表情やシーンの意味が分かり二度楽しめる作品であり、アニメのエンディング曲「スターチス」も観る前と観た後で印象が変わると思うので、ぜひ聴いてみて下さい。

まとめ

今回は、2023年7月から放送されたアニメ『Helck(ヘルク)』について、物語の魅力・見どころを紹介しました。

『Helck(ヘルク)』の魅力・見どころは以下の4つです。

・徐々に明かされる世界設定
・ギャグとシリアスの緩急
・丁寧に描かれるキャラクターたち
・感動する場面

内容に深くかかわってくるネタバレを避けたため、大雑把な説明になっていた所もあるかもしれませんが、いかがだったでしょうか?

以上のことをまとめると『Helck(ヘルク)』は、ギャグ展開から始まり、ギャグ系の作品に観えますが、その先に待ち受けるのは壮絶なシリアスと美しい感動が彩るファンタジー作品です。

序盤では、ヘルクの過去や世界観について疑問を抱くことも多いため、ネタバレを知りたくなるかも知れませんが、ヴァミリオ目線で少しずつ明かされる真相を知って行く方が間違いなく楽しめる作品です。

原作漫画、アニメのどちらから読んでも観てもオススメの作品となっています。

電子書籍の場合、スマホアプリ「マンガワン」から気軽に読むことが出来ますが、アニメの視聴を考えている方は、下記の記事で観る事が可能な配信サービス・おすすめのサブスクリプション・無料でアニメを観る方法を紹介しているので、よければ参考にしてください。

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