『ティアムーン帝国物語』つまらないと言われる理由と魅力を徹底解説

 
メイト先生
この物語は、20歳の時にギロチンで処刑されたティアムーン帝国の皇女が、記憶を持ったまま8年前の過去に戻り、再び処刑されないように奮闘するお話です。

正式名称は『ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜』。

舞台は、マリーアントワネットとフランス革命を連想させる中世ヨーロッパ風の世界。

処刑されないように立ち回り、死亡フラグを回避する一連の流れは悪役令嬢系の作品に観られる展開に似ていますが、実際は悪役令嬢系では観られない要素が物語を大きく盛り上げています。

今回は『ティアムーン帝国物語』がつまらないと言われる理由と物語の魅力について紹介します。

『ティアムーン帝国物語』の魅力をわかりやすく・ネタバレなしに紹介していくので、ぜひ最後まで観ていただけたらなと思います。

・視聴や読書を考えている。
・つまらないと言われる理由や魅力を知りたい
・自分に合っている作品なのか確かめたい。
・最低限のネタバレで作品の全容を知りたい。

結論を先に述べると、『ティアムーン帝国物語』の魅力とつまらないと言われる理由は以下の通りです。

物語の魅力

  1. ありそうでない始まり方
  2. 勘違いコメディ
  3. 嫌いになれない主人公
  4. 丁寧に描かれる王道ストーリー

つまらないと言われている理由

  1. ご都合主義
  2. ナレーションのツッコミ
  3. 主人公を好きになれない

具体的な理由に関しては、下記で紹介しています。

ここからは、基本情報➡あらすじ➡物語の魅力➡つまらないと言われている理由の順番で紹介して行きます。

『ティアムーン帝国物語』について詳しく知らない方は順に読んで行くと理解しやすいように構成されているためオススメですが、気になる所を目次から飛ぶことも可能です。

『ティアムーン帝国物語』とは?

『ティアムーン帝国物語』は、ライトノベル作家の餅月望(もちつき のぞむ)さんによって書かれたライトノベルです。

2018年8月に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が始まり、現在では出版社のTOブックスにより書籍化もされています。

現在も連載中の作品であり、小説の他にコミカライズ版も出版されています。

小説のイラストを描いているGilse(ぎるせ)さんと漫画の作画を描く杜乃ミズさんの絵は皇女としての気品さと可愛らしさが特徴的であり、小説・漫画ともに人気の作品です。

そんな『ティアムーン帝国物語』は、2023年10月にシリーズ累計部数は170万部を突破しアニメとしても放送されました。

アニメーション制作を担当するのは「SILVER LINK.」で、「ジャヒー様はくじけない!」、「政宗くんのリベンジ」、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」などの人気作を幾つも手掛けてきた制作会社です。

作画に関しての評価は全体的に良く、『ティアムーン帝国物語』でも、キャラクターデザイン・背景のクオリティ・音響・演出を含めて高く評価されていました。

多少カットされている部分はありますが、重要な所はしっかりと抑えているため、アニメから観始めようか考えている方でも、問題なく視聴できると思います。

『ティアムーン帝国物語』あらすじ

ティアムーン帝国唯一の皇女ミーア・ルーナ・ティアムーンは、17歳の頃に帝国が革命軍の手により崩壊し、3年間地下に幽閉された後にギロチンで処刑された。

気が付くとそこは、幼くなった自分の姿と地下幽閉中に書いていた血染めの日記が置いてある8年前の過去に意識が戻っていた。

処刑までの出来事が鮮明に書かれれている日記から、夢ではない事を認識したミーアは、以前にクビを言い渡した料理長や雑な扱いをしたにもかかわらず、処刑される最後まで付き添ってくれたメイドと出会う。

周りの事には目を向けず自分の事しか考えていないミーアだったが、幽閉中にほとんどなかった人から気遣われる優しさと暖かさを感じ、失敗した人生をやり直す日々が始まる。

 

血染めの日記には、マリー・アントワネットの名言として知られる「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」を似せた「パンがなければ肉を食べればいい」と書かれており、

ミーアの性格からも政治に関心が薄い・プライドが高い・頑固な性格とマリー・アントワネットと共通する点が多く観られます。

この要素を含めて魅力が多数ある作品ですが、詳しくは魅力について紹介して行きます。

※「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」はマリー・アントワネットの名言として知られていますが、実際はマリー・アントワネットの発言ではありません。

『ティアムーン帝国物語』のここが面白い!

魅力①:ありそうでない始まり方

『ティアムーン帝国物語』は、ギロチンで処刑されたミーアが過去に戻り、再び同じ悲劇が起きないように奮闘するお話で、悪役令嬢系に観られる展開と類似しています。

ですが、悪役令嬢系の主流となっている主人公が悪役令嬢に転生する展開とは異なり、この作品では、ギロチンで処刑されたミーアも過去に戻ったミーアも同一人物です。

さほど変化がないように見えるかも知れませんが、この違いがあることで、既存の展開では観られない要素がいくつも詰め込まれています。

わがまま姫と蔑まれたミーアが、過去に戻ったからと言ってそう簡単に性格が変わるわけでもなく、未来を知っていても簡単に対処出来ないというリアルな設定が特徴的な作風です。

ちなみに、革命軍に捕らえられ幽閉され、ギロチンによって処刑される流れからシリアス味を感じますが、シリアス要素はほとんどないです。

魅力②:勘違いコメディ

ミーアは過去に戻り、失敗した人生をやり直すことを決意しますが、全てギロチンの運命を回避するために行動を起こします。

その目的しか見えていないため、わがまま姫から善人になることもなく、残念な性格からほとんど変化がみられません。

ですが、ギロチン回避のために自己中心に行動しているにもかかわらず、周りが勝手に勘違いすることで、結果的に信頼される英知の王女になって行きます。

「内政を知らない自分に辛辣な物言いをしてきた文官に対しての屈辱を晴らすため、かつて自分が言われた言葉を浴びせたら感服された」のように、勘違いから持ち上げられるコメディ要素が多く含まれています。

周りの勘違いと自分の勘違いが全て良い方向に転がって行くズレが癖になる作品であり、このズレ加減も嫌に感じない絶妙なズレ加減に仕上がっています。

都合の良い解釈が生じるたびに、読者が思う気持ちをナレーションが代弁してツッコミを入れてくれる部分も勘違いコメディとしての良さが出ていました。

魅力③:嫌いになれない主人公

この物語の主人公ミーア・ルーナ・ティアムーンは、過去に戻ったからと言ってそう簡単に性格が変わるわけでもなく、わがままで世間知らずのままです。

そんなキャラクターを好きになれるか不安を抱く方もいると思いますが、ショートカットの可愛らしい見た目と中々性格の変わらない人間らしさが感情移入しやすいキャラクターとなっています。

ミーアが処刑された理由としても、全てが全てミーアが悪い訳ではなく、わがままで世間知らず故に周りから蔑まれていた事と内戦や飢饉などの国に対する民衆の恨みが重なった結果でした。

ミーアの元になっているであろうマリー・アントワネットも悪女として知られていますが、実際はミーアと同様に不満の矛先を向けられた結果悪女と認識されるようになってしまったと考えられています。

そのことからもわかるように、周りからは疎まれている存在でも、どのようなキャラクターなのかを理解して行くと中々憎めない存在であり、次第に好きになって行くと思います。

魅力④:丁寧に描かれる王道ストーリー

魅力①では、ありそうでない始まり方が特徴的であることを紹介しましたが、死亡フラグを回避する一連の流れや無自覚に事が良い方向に運ぶ無自覚無双ストーリーは悪役令嬢系のテンプレート的展開です。

そんな王道展開も含んでいるこの作品が注目される理由には、変わってゆく過程が丁寧に描かれている所がポイントです。

数多くある悪役令嬢系の作品には、共通して疑問に思われている事があります。

それは、ある程度の段階でバッドエンド回避出来ているのでは?という問題です。

ですが、この物語では、自分が改変した成果が日記に書き代わるため、処刑を回避出来ているのかを確かめることが出来ます。

この要素があることで、他の悪役令嬢系の作品と比べて目的が明確に記されています。

アニメもキレイな作画で丁寧に描かれていますが、2話にある「貧しい王子と黄金の竜の話」などカットされている部分もあり、原作にしかない番外編も面白いので、原作の方が深く詳細な世界観を楽しむことが出来ます。

アマゾンプライム会員の方はkindleで1巻を無料で読むことが可能です。

『ティアムーン帝国物語』つまらないと言われる理由

つまらない理由①:ご都合主義

ギロチン回避のために自己中心に行動しているにもかかわらず、周りが勝手に勘違いして良い方向に都合よく話が転がって行きます。

この都合良く事が運んでいく流れが魅力的な部分でもありますが、何でも上手く行き過ぎるご都合主義をあまり好きになれない方もいるようです。

ご都合主義と感じるほど、無理矢理都合良い展開になっている訳でもなく、勘違いコメディとして消化されているため、そこまで違和感を覚える展開にはなっていませんが、好きになれない方もいるようでした。

つまらない理由②:ナレーションのツッコミ

都合の良い解釈のたびにツッコミをナレーションとして入れてくれるため、クスッと笑える描写になっています。

しかし、ナレーションとして入るツッコミの数が多く、一人称と三人称が混在している事で、読みづらいと感じる方も観られました。

イメージとしては、幅広い世代に知られるアニメ「ちびまる子ちゃん」のナレーションを想像して貰えれば分かりやすいと思いますが、自分の頭の中でツッコミ入れる人に取っては不要に感じてしまうかも知れませんね。

つまらない理由③:主人公を好きになれない

主人公のミーアは処刑された事をきっかけに過去に戻りますが、わがままな性格に変化がみられない姿に疑問を持ってしまう方もいました。

必ずしも全てが変わっていない訳ではありませんが、苦しい過去を経験したことで蔑まれる存在から善人として変わる姿を観たい方には、

前世の記憶を取り戻した悪役令嬢がこの先に起こる悲劇から民を守り抜くために、奮闘する過程を描いた「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」という作品がオススメです。

こちらもアニメ化されているため、気になった方は観てみて下さい。

詳しくはこちらで紹介しています。⇓

『ラス為』つまらないと言われる理由と魅力をネタバレなしに徹底解説

まとめ

今回は、2023年10月から放送されたアニメ『ティアムーン帝国物語』について、どのような内容なのか?つまらないと言われる理由と物語の魅力について、紹介させて頂きました。

『ティアムーン帝国物語』の魅力は以下の4つです。

・ありそうでない始まり方
・勘違いコメディ
・嫌いになれない主人公
・丁寧に描かれる王道ストーリー

一方、つまらないと言われる理由は以下の3つでした。

・ご都合主義
・ナレーションのツッコミ
・主人公を好きになれない

内容に深くかかわってくるネタバレを避けたため、大雑把な説明になっていた所もあるかもしれませんが、いかがだったでしょうか?

以上のことをまとめるとこの作品は、処刑された主人公が記憶を持ったまま過去に戻り、自己中心的に行動しているにも関わらず、周りの勘違いによって全てが良い方向に転がって行くすれ違いコメディです。

マリーアントワネットを連想させる憎めない主人公像と細かい部分まで丁寧に描かれているストーリーが特徴的な作品になっているので、気になった方はぜひ一度観てみてはいかがでしょうか?

アニメの視聴を考えている方は、下記の記事で観る事が可能な配信サービス・おすすめのサブスクリプション・無料でアニメを観る方法を紹介しているので、よければ参考にしてみてください。

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