『ゾン100』つまらないと言われる理由と魅力を徹底解説

2023年7月から夏アニメとして『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』が放送されました。

 
メイト先生
この物語は、ブラック企業に勤めていた主人公がゾンビに浸食された世界をきっかけに、今まで会社に縛られて出来なかったことを実現させていくお話です。

世界中がゾンビに浸食されていく展開はゾンビ作品の定番ですが、ゾンビで溢れかえった世界を楽しむ主人公を描いていることが特徴的な作品になります。

作者の麻生羽呂さんは、一時期Netflixで話題になった実写ドラマ「今際の国のアリス」の原作者でもあり、アニメ開始前から注目されていた作品ではありますが、この作品が世間的にどのような評価をされているのか気になる人も多いと思います。

今回は『ゾン100』がつまらないと言われる理由とこの物語の魅力をまとめ、オススメできる人とできない人について紹介します。

この作品の内容を詳しく知らなくても、理解できる内容になっており、内容に深く関わるネタバレはできるだけ避けているのでネタバレNGの人もご安心ください。

・つまらないと言われる理由や魅力を知りたい
・世間的評価を知りたい
・視聴するか迷っている
・自分に合っているか確かめたい

結論だけ知りたい人に向けて、つまらないと言われる理由と物語の魅力を先に紹介すると以下の通りです。

物語の魅力

  1. 絶望的状況を楽しむ主人公
  2. 爽快感・疾走感を味わえる
  3. ホラーやグロが苦手でも楽しめる
  4. 映画並みのクオリティ

つまらないと言われる理由

  1. 主人公に共感できない
  2. ご都合展開

具体的な理由に関しては、下記で紹介しています。

つまらない理由と魅力を紹介する前に『ゾン100』について、基本情報とあらすじについて簡単に紹介します。

『ゾン100』とは?

『ゾン100』は、ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜の略称であり、麻生 羽呂さん(原作)高田康太郎さん(作画)で描かれたゾンビ漫画です。

前述にもあったように、「ゾンビで溢れかえった世界を楽しむ主人公」を中心に描かれていることが特徴的な作品であり、他のゾンビ作品に比べホラー要素はマイルドになっています。

2018年に小学館が発行する漫画雑誌「月刊サンデーGX」の11月号として連載が始まり、現在では14巻までが刊行されています。(2023年8月時点)

2023年7月にアニメとして放送されましたが、アニメーション制作を担当したのは「BUG FILMS」です。

「BUG FILMS」は設立されて以降初めて制作するアニメが『ゾン100』になりますが、作画や演出に関してはとても評価されていました。(詳しくは魅力で紹介しています)

『ゾン100』あらすじ

⼊社3年⽬のブラック企業で⾝も⼼もすり減らす天道輝、24歳。

憧れの経理・鳳さんへの恋もままならず、絶望的な毎⽇を繰り返す中…

ある⽇突然、街でゾンビ・パンデミックが発⽣!

⼤量のゾンビに追われるアキラは、絶体絶命の中「⼈⽣を変える⾔葉」を閃く。

それは……

「今⽇から会社に⾏かなくてもいいんじゃね?」

告⽩、合コン、⽇本⼀周……!?

ブラック企業から解放され、復活したアキラの 「ゾンビになるまでにしたい100のこと」が、いま始まる―――!!

©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会

『ゾン100』の魅力

ここからは『ゾン100』の魅力について解説して行きますが、若干のネタバレが含まれています。

※大きなネタバレは含まず、内容に深く関わるようなネタバレはオブラートに包んでいますが、それでもネタバレを避けたい方はこの先は非推奨です。

魅力①:絶望的状況を楽しむ主人公

物語の主人公天道 輝(てんどう あきら)は、パワハラと永遠に帰れない残業の日々が続くブラック企業に勤めていました。

やりたい事よりも会社を優先しなくてはいけないと精神的にも追い詰められていましたが、街がゾンビで溢れかえったことで「今日から会社に行かなくていいんじゃね?」と考え歓喜に満ち溢れます。

一般的なゾンビ作品では、少しずつゾンビに浸食されていく世界に対して恐怖心を抱くのが普通ですが、ゾンビの世界よりも現実世界の方が苦だった主人公にとっては世界が鮮やかに映し出されます。

ゾンビで溢れかえった世界でもマシに思えるほど、ブラック企業の恐ろしさも鮮明に描かれているため、主人公と共に会社に行かなくて良い素晴らしさを味わえます。

世界に絶望している人が多くいる中で楽しんでいる主人公のギャップも今までにないゾンビ作品を味わうことが出来ます。

魅力②:爽快感

ゾンビから逃げる場面は緊迫したシーンですが、この物語ではそれが爽快感、疾走感に変わります。

ゾンビ作品であるため、もちろん人がゾンビに殺される場面もありますが、会社から解放されたことで吹っ切れた主人公からは、絶望した状況ですらを前向きに捉える姿には爽快感を抱きます。

そして、ゾンビから追われても軽やかに楽し気に避けていく様子からはスピード感を得られます。

アニメでは、爽快感や疾走感の溢れる場面で描かれる作画演出・カメラワーク・音響の効果からより増して感じられると思います。

魅力③:ホラーやグロが苦手でも楽しめる

ゾンビ作品はホラージャンルに分けられ事が多く、この作品自体もジャンルにホラーはあるため、ホラーやグロが苦手な人には抵抗を感じる人も多いと思います。

しかし、上記にもあるようにホラー作品独特の緊迫した場面は爽快感や疾走感に置き換えられ、現実世界を生きる方がホラーに感じる主人公は絶望した状況が色鮮やかに映し出されます。

ゾンビに襲われるシーンもありますが、血の表現はスプラトゥーンのように色鮮やかなユーモラスな絵になっており、ホラー展開を笑いに変えてくれるコメディ要素も多く含んでいます。

ホラー展開を好む人には物足りなさを感じる人もいると思いますが、苦手な人からも好評な作品であるため、ちょうどいいホラー加減になっていると思います。

魅力④:映画並みのクオリティ

アニメーション制作をしている「BUG FILMS」は、設立されて以降初めてのアニメになりますが、とても評価されています。

その理由としては、細部まで丁寧に描かれたキレイな作画や逃亡シーンの疾走感あるカメラ演出や音響が素晴らしくアニメ映画のようなクオリティに仕上がっています。

ブラック企業に飲み込まれていく主人公の描写や色鮮やかな色彩は、映像から主人公視点を体感できるように心情面の演出も完璧であり、しっかりと作り込まれたアニメであることを認識させてくれます。

特に1話と2話の評価が高く、「このクオリティが本当に続くの?」と疑問を抱く人もいるように3話では多少作画の質が落ちていましたが、それでもアニメとしてのはかなりのクオリティを保てています。

以上4つの魅力を紹介しましたが、『ゾン100』を含めた2023年夏アニメを視聴可能なサブスクリプションに関しては下記の記事で紹介しています。

おすすめのサブスクリプションや無料でアニメを観る方法も紹介しているので、アニメで視聴を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

【2023年夏アニメ】視聴可能な動画配信サービスとおすすめサブスクを徹底比較!

『ゾン100』つまらないと言われる理由

前提に、この作品のジャンルはゾンビホラーやアクションを取り扱った作品です。

ここでは、SNSで多く見られた否定的な感想をまとめていますが、「ゾンビホラーが好きではない」のような個人の見解は除いているのでご了承ください。

では、つまらないと言われている理由について紹介して行きます。

つまらないと言われる理由①:主人公に共感できない

ブラック企業経験者からは、辞めたくても辞めることが出来ない主人公に対して共感できる人が多くいましたが、主人公の思考や行動に納得できない人もいるようでした。

具体的には「ゾンビを一切怖がらない」「常にハイテンション」「絶対にしないような行動をする」「知り合いが死んでも全く悲しまない」などがあるようです。

キャラクターに共感できるかどうかに関しては人それぞれで意見が異なるため、判断基準としては難しい点になりますが、主人公の全てを共感する必要はないと思います。

みなさんは、ブラック企業とゾンビに浸食された世界のどちらかを選ぶ場合、どちらを選びますか?

私はブラック企業の方を選ぶため、ゾンビに浸食された世界を望む人に比べて感情移入はできないかもしれませんが、ブラック企業の恐ろしさは観ていてとても伝わりました。

ゾンビを恐れない事は私には厳しいですが、「やりたいことをやれる時間は、余りにも短い」と考え本当にやりたいことを見つめ直していく主人公にはとても共感できました。

内容だけでも共感する人は多いと思いますが、アニメではそれを映像技術や音響でより鮮明に映し出していました。

つまらないと言われる理由②:ご都合展開

物語の進行に都合のいいように物事がうまく進んで行くことをご都合主義と呼ばれ、危険な目に遭っても死なない主人公補正や後付け設定などもその一つです。

主人公補正に関しては言われていませんでしたが、この作品でご都合展開と呼ばれる原因に挙げられるのは、ゾンビに浸食された世界にも関わらず、電気水道ガスが普通に使えること都合よくゾンビの数が変わっていることに疑問を持つようです。

絶望的状況を楽しむとしても、電気水道ガスが当たり前のようにあることにリアリティを感じられず、そのような細かい所を含めて絶望的状況を楽しんで欲しいようでした。

その他にも都合の良い展開にツッコミを入れたいような所はチラホラ登場しますが、この作品の本質は思い通りにいかない葛藤を描いているのではなく、絶望した状況の中で今まで出来なかったことを成し遂げていくポジティブな内容です。

その点を含めて、一般的なゾンビ作品のようなリアリティを望む人には向かない作品になっています。

まとめ

今回は、2023年7月から放送されたアニメ『ゾン100』について、どのような内容なのか?つまらないと言われる理由と物語の魅力について、紹介させて頂きました。

まとめると、『ゾン100』の魅力は以下の4つです。

・絶望的状況を楽しむ主人公
・爽快感・疾走感を味わえる
・ホラーやグロが苦手でも楽しめる
・映画並みのクオリティ

一方、つまらないとされる理由は以下の2つです。

・主人公に共感できない
・ご都合展開

内容に深くかかわってくるネタバレを避けたため、大雑把な説明になっていた所もあるかもしれませんが、いかがだったでしょうか?

以上のことをまとめると『ゾン100』は、ゾンビに浸食され絶望的な世界の中でも、やりたいことをやるために自由に人生を謳歌する主人公を中心に描かれた物語です。

ジャンルとしてホラーに含まれる作品ですが、ホラーとしての要素は薄いため、ホラーとしての緊迫感を味わいたい人にはあまりオススメはできないです。

色彩豊かに描かれホラーが苦手な人にはちょうどいいホラー塩梅であり、作画・演出・音響を含めて映画並みのクオリティです。

アニメはもちろん原作評価も高い作品なのでアニメと漫画のどちらから観るのもオススメですが、ホラーが苦手な人はアニメからをオススメします。


ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~(1) (サンデーGXコミックス)
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