『アンデッドガール・マーダーファルス』つまらないと言われる理由と魅力を徹底解説

2023年夏アニメとして放送された『アンデッドガール・マーダーファルス』は本当につまらないのか?つまらないと言われる理由とこの物語の魅力について紹介します。

2023年7月から、夏アニメに『アンデッドガール・マーダーファルス』が放送されました。

 
メイト先生
この物語は、首から下のない不老不死の美少女探偵が体を取り戻すことを目的に、半人半鬼の青年と共にヨーロッパ中を巡る中で数々の怪異事件を解き明かしていくお話です。

推理ミステリーをベースに鬼や吸血鬼などの怪異が加わっていることが特徴的であり、原作人気の高い作品になっています。

アニメをきっかけにこの作品を知った人も多いと思いますが、アニメーション制作会社があまり知られていない制作会社のため不安になる人や世間的にどのような評価をされているのか気になる人も多いと思います。

今回は『アンデッドガール・マーダーファルス』がつまらないと言われる理由とこの物語の魅力をまとめた上でオススメできる人とできない人を紹介します。

この作品の内容を詳しく知らなくても、理解できる内容になっており、内容に深く関わるネタバレはできるだけ避けているのでご安心ください。

・つまらないと言われる理由や魅力を知りたい
・世間的評価を知りたい
・視聴するか迷っている
・自分に合っているか確かめたい

結論だけ知りたい人に向けて、つまらないと言われる理由と物語の魅力を先に紹介すると以下の通りです。

物語の魅力

  1. 会話劇
  2. 作り込まれた世界観
  3. ガッツリした推理
  4. 作画・演出・音響

つまらないと言われる理由

  1. 笑劇(ファルス)要素が少ない
  2. 推理より戦闘シーンが欲しい

具体的な理由に関しては、下記で紹介しています。

つまらない理由と魅力の前に『アンデッドガール・マーダーファルス』について、簡単に基本情報とあらすじについて簡単に紹介します。

『アンデッドガール・マーダーファルス』とは?

『アンデッドガール・マーダーファルス』は、ミステリ作家の青崎 有吾(あおさき ゆうご)先生に書かれた推理小説です。

青崎 有吾先生の書いた作品は、「体育館の殺人」「早朝始発の殺風景」などがあり、推理小説が好きな人の間では一際有名な存在であり、アニメ『アンデッドガール・マーダーファルス』と同時期に放送されているドラマ「ノッキンオン・ロックドドア」の著者でもあります。

2015年12月に初刊が刊行され、現在では小説の他に漫画でも取り扱われています。(2023年8月時点⇒小説4巻、漫画7巻)

2023年7月にアニメとして放送されましたが、アニメーション制作を担当したのは「ラパントラック」です。

「ラパントラック」の制作したアニメには「さらざんまい(共同制作:MAPPA)」、「劇場版 輪るピングドラム」などがありますが、あまり名の知られていない制作会社です。

知られてはいない制作会社ですが、作画に関しては定評があり、今回も同様に作画に関して多くの称賛する声が挙がっていました。(詳しくは魅力で紹介します)

『アンデッドガール・マーダーファルス』あらすじ

19世紀末。吸血鬼・人造人間・人狼など、異形な存在がまだ暮らしていた世界。

首から下のない不老不死の美少女探偵・輪堂鴉夜が、

“鬼殺し”の異名を持つ半人半鬼の真打津軽と、

彼女に付き従うメイドの馳井静句と共に、

怪物専門の探偵 “鳥籠使い”として数々の事件を解決しながら、

鴉夜の奪われた体を探してヨーロッパを巡る―――。

© 青崎有吾・講談社/鳥籠使い一行

不老不死の主人公輪堂 鴉夜(りんどう あや)は、鬼の力を持つしわ枯れ声の杖をついた老人に首を斬られ、首より下を奪われたことで生首一つの姿になってしまいます。

首だけで生きた所で面白味を感じない彼女は、あらゆるバケモノを殺せる鬼の力が混じった真打 津軽(しんうち つがる)の元に向かい、鬼の浸食を食い止める代わりに自分を殺すよう取引をもちかけます。

輪堂 鴉夜の体を奪った者が自分を人から半人半鬼に変えた人物が同じだと気付いた真打 津軽は、殺すことを断り、体を取り返すためにヨーロッパを巡ることを提案します。

というような流れから本格的に物語が始まりますが、「鬼の持つ力」、「ヨーロッパを巡る理由」などの疑問に関しては省略していますが、具体的な詳細に関しては本編で明かされています。

『アンデッドガール・マーダーファルス』の魅力

ここからは『アンデッドガール・マーダーファルス』の魅力について解説して行きますが、若干のネタバレが含まれています。

※大きなネタバレは含まず、内容に深く関わるようなネタバレはオブラートに包んでいますが、それでもネタバレを避けたい方はこの先は非推奨です。

魅力①:会話劇

会話劇とは、キャラクターの動きよりも会話に重点を置いたシナリオ展開のことを指し、「四畳半神話大系」「物語シリーズ」などのアニメでも会話劇を主体に物語が進行しています。

会話劇は、動きだけでは得られない面白味を引き出すことが可能であり、すれ違いコメディや『アンデッドガール・マーダーファルス』のようなミステリーに使われることが多いです。

『アンデッドガール・マーダーファルス』では、輪堂 鴉夜真打 津軽を中心に軽妙な会話劇が展開され、圧倒的なセリフ量でありながら、聴いてて飽きないリズミカルな会話に心地よさを感じます。

シリアス場面でも、笑えない皮肉ジョークを言う鴉夜と落語的なノリで軽口を挟む津軽の会話には、この作品のタイトルにもある笑劇(ファルス)としての面白さも含まれています。

アニメでは、作画・演出・声優陣の演技・カメラワーク・音響からも会話劇としての良さを引き出していることから、多くの称賛する声がありました。

魅力②:作り込まれた世界観

『アンデッドガール・マーダーファルス』は、19世紀末のヨーロッパを舞台に当たり前のように鬼や吸血鬼などの怪物存在する世界です。

産業革命以降に怪物を一掃する運動「怪物一掃」が起こされ少数となった怪物ですが、フランスなどで人間を捕食しない代わりに人権を与える措置を行います。

しかし、従う怪物も少なく人間もまた怪物を忌み嫌い、人間と怪物の間にわだかまりが存在するこの世界では多くの事件が発生します。

怪物が存在すること以外はリアルな時代背景ですが、シャーロック・ホームズやアルセーヌ・ルパンなどのファンタジー世界で有名な登場人物も登場します。

リアルな時代背景の中で、名の知れた怪物や偉人、架空上のキャラクターが登場するファンタジー要素が組み込まれた世界観がキャラクターとしての特徴を崩すこともなく繊細に描かれています。

魅力③:ガッツリした推理

ミステリを主体にしている『アンデッドガール・マーダーファルス』は、主人公が探偵であることからわかるように道中で様々な事件を解決して行きます。

ミステリにも多くのサブジャンルが存在しますが、この作品では現実世界とは少し違った世界を舞台にしているため、ファンタジーミステリが最も近いです。

アニメで言うと「サマータイムレンダ」や「虚構推理」などもファンタジーミステリをジャンルとした作品ですが、この作品は後から別の事実が発覚するのではなく、推理するために必要な情報が全て出そろっているポイントが特徴的です。

推理をせずに観るのも面白いですが、作品中のあらゆる場面でヒントが散りばめられているので、推理好きな人にも申し分ない作品になっていると思います。

魅力④:作画・演出・音響

最後に作品の内容に関わる魅力から少し遠ざかり、アニメとしての魅力を紹介します。

前述にもあるようにこの作品のアニメーション制作をしている「ラパントラック」はあまり名の知られていない制作会社です。

しかし、作画に申し分はなくクオリティの高いキレイな作画が崩れることなく安定しています。

ミステリ作品として至る所にヒントが散りばめられているため、細かい所までキッチリ描かれており、作画としての良さはもちろんですが、それをより良く見せるため演出や場面に沿った音響も見物になっています。

ミステリが主体ではありますが、戦闘シーンの演出や作画、声優の演技諸々全てを含めて、評価の高いアニメです。

以上4つの魅力を紹介しましたが、『アンデッドガール・マーダーファルス』を含めた2023年夏アニメを視聴可能なサブスクリプションに関しては下記の記事で紹介しています。

おすすめのサブスクリプションや無料でアニメを観る方法も紹介しているので、アニメで視聴を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

【2023年夏アニメ】視聴可能な動画配信サービスとおすすめサブスクを徹底比較!

『アンデッドガール・マーダーファルス』つまらないと言われる理由

前提に、この作品のジャンルはミステリーを取り扱った作品です。

ここでは、SNSで多く見られた否定的な感想をまとめていますが、「ミステリーが好きではない」のような個人の見解は除いているのでご了承ください。

では、つまらないと言われている理由について紹介して行きます。

つまらないと言われる理由①:笑劇(ファルス)要素が少ない

笑劇(ファルス)とは、笑わせることを目的とした劇ですが、卑俗な笑いを含んだ喜劇のことを指します。

イメージとしては、シリアスな場面を迎えたとしても最後には笑い話でオチをつけるような内容であり、少し異なりますが、アニメで連想した場合「笑ゥせぇるすまん」がイメージしやすいと思います。

しかし、『アンデッドガール・マーダーファルス』では笑劇としての要素をあまり感じられない人もいるようでした。

恐らく、一般的な笑劇の形としては短く終わる寸劇が多いのに対して、この作品ではオチを迎えるまでの時間が長いことから笑劇としての要素をあまり感じられないのだと考えられます。

笑劇目的でこの作品を観る人は少ないと思いますが、1話で完結するような笑劇を何度も観たい人からすると少し物足りなくなっているようです。

つまらないと言われる理由②:推理より戦闘シーンが欲しい

この作品では、ミステリを主体にしていますが、その他の要素の一つとして真打 津軽などの戦闘シーンが登場します。

戦闘シーンの迫力や津軽のカッコよさが光っているため、この作品の戦闘シーンが好きな人も多いですが、戦闘場面も笑劇同様に少ないです。

この感想は主に、アニメの内容を知らずにアニメを観た人からの感想がほとんどの割合で締めており、「激しい戦闘アクションが繰り広げられると思ったら推理系だった」と感じる人からの感想でした。

つまらないと言われる理由はこの二つになりますが、この作品に対してつまらないと感じている人よりも面白いと感じている人の方が圧倒的に多かったです。

まとめ

今回は、2023年7月から放送されたアニメ『アンデッドガール・マーダーファルス』について、どのような内容なのか?つまらないと言われる理由と物語の魅力について、紹介させて頂きました。

まとめると、『アンデッドガール・マーダーファルス』の魅力は以下の4つです。

・会話劇
・作り込まれた世界観
・ガッツリした推理
・作画・演出・音響

一方、つまらないとされる理由は以下の2つです。

・笑劇(ファルス)要素が少ない
・推理より戦闘シーンが欲しい

内容に深くかかわってくるネタバレを避けたため、大雑把な説明になっていた所もあるかもしれませんが、いかがだったでしょうか?

以上のことをまとめると、『アンデッドガール・マーダーファルス』は、聴いてて飽きないリズミカルな会話劇から繰り広げられるミステリ作品です。

ミステリ要素がメインであるため、笑劇や戦闘シーンをメインに観たい人にはオススメしにくいですが、推理するにあたり必要な情報が散りばめられているので、推理するのが好きな人やミステリが好きな人にオススメの作品になっています。

原作の評価はもちろん、アニメとしての評価も高いので、気になった方はぜひみてみてください。

小説版⇓


アンデッドガール・マーダーファルス 1 (講談社タイガ)

漫画版⇓


アンデッドガール・マーダーファルス(1) (シリウスコミックス)
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